今日のフレーズ♪

ミスチル「HANABI」のサビの始まり方は何故爽快感が半端ないのか

私のお気に入り音楽フレーズを紹介するコーナー。今回取り上げるのはミスチルのHANABIです!もはや普及の名作ですね。

HANABI / Mr.Children サビ前の4小説

動画 1:31~ の部分です。

ラッコ
ラッコ
サビに入った時の「サビキターーー!」感をすごい感じる
あいら
あいら
そう!サビ前に間奏があるという形式もまた珍しいよね

この”サビが来る…来る…キターーーーーー!”という感覚は何故起こるのでしょうか。

今回はこの謎を解いていこうと思います。

ポイントはリズムの変化シンコペーションです。

それは、このサビ前の間奏がリズムの転換点になっているからです!

イントロ〜Aメロ: リズムに耳を慣らす”前フリ”

では順を追って構造をみていきましょう。

最初のイントロ、Aメロ部分のノリは細かい違いはありますが、ずっと変わりません。

ラッコ
ラッコ
「ターンターーーン」って感じだね

ここは、お笑いで言うところの前フリです。この曲は「ターンターーーン」というリズムで行くよ!と言うことをずっと刷り込んでいきます。

間奏: 初めてリズムを崩す

さて、問題の箇所です。注目は3小節目。

今までずーーっと繰り返してきた下記のリズムから

初めて4小節目の裏に強拍を置いてきます。

1分半も同じリズムを聴いてきた我々は突然のこの変化を「面白い」と感じるのです。

この変化を強く見せるために、メロディー部分にも工夫がみられます。

メロディーが下に落っこちる部分を追っていくだけで自然とこの変化に気づくことが出来るようになっています。

ラッコ
ラッコ
なんだこれ素敵すぎるな

サビ: 王道の8ビート!

では、この間奏を経たのち、サビはどうなるのでしょうか!?

サビは王道の8ビートになります。Aメロとの対比をするために便宜上2分音符2つで表現します。

すごくノリやすいリズムに変化しているのです!

この様子がよくわかるのが、サビの「もう1回 もう1回」部分のお客さん。

あいら
あいら
もう1回… と指を前に振り下ろす動作は、一番最初のシンコペーションしたリズムでは生まれませんね

結論: 超どストレートなフリオチだから気持ちいい!

HANABIのここがスゴイ! まとめ
  • イントロ〜Aメロにかけての壮大なフリ
  • 間奏によるリズムの転換
  • サビのノリやすいリズム

特にイントロ〜Aメロのリズムのフリがなかったら、ここまでの爽快感は生まれていないでしょう。

さすがミスチルですね!

実はこのサビ部分、もう一つ取り上げたいトピックがあるのですが…それはまた次回!


追記:公開しました!

【今日のフレーズ♪】焦らしプレイはお好きですか? - ミスチル「HANABI」のサビに隠されたコード進行の謎みなさんこんにちは。あいらです。 前回、ミスチルのサビ前部分の高揚感の仕組みをリズムから紐解いていきました。 https:/...
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あいら
あつたろうのベース担当。3歳からピアノを始める。日本クラシック音楽コンクールファイナリスト、第4, 5回ギロックCD制作オーディション本選会入選など実績多数。2010年よりアカペラをはじめ、現在はアカペラ編曲も手掛ける。

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