楽譜の流儀

【要チェック】あなたのアカペラ楽譜、作り方間違っていませんか?-編曲者の心構えとは

私はアカペラの楽譜作成を頼まれることが多いです。

ラッコ
ラッコ
頼まれたからには、いい楽譜を作りたいよね!

はい、突然ですがここで質問です。

みなさんは”いい楽譜”とはなんだと思いますか?

ラッコ
ラッコ
難しい和音モリモリの楽譜とかかっこいいなあ
ラッコ
ラッコ
あとは、展開に意外性がある、とか?
あいら
あいら
うん、それらも大事な要素だね!
ラッコ
ラッコ
(これは不正解だった時の反応だ…)

難しい和音を使う楽譜、シーン毎の曲の展開を目まぐるしくする…

とっても大事な要素です!

 

でも、それだけを気にして楽譜を作るのは40点です。

 

楽譜を作るときには、もっと気にしなければならないことがあります。

それは…

バンドメンバーは曲に”何を求めているのか”

そう、曲を歌うバンドメンバーの目的を把握することです。

例として、あつたろうの Don’t Stop Me Now を取り上げます。

 

このアレンジは、いじろうと思ったらまだまだ楽譜をいじることが出来ます。

曲尺をもっと長くすることも、楽譜をもっと複雑にすることも。

しかし、どちらも行いませんでした。

なぜか?

それは、あつたろうメンバーがこの曲に求めていることは下記の通りだったからです。

  • YouTubeで楽曲を公開するに耐えうるクオリティである
  • 2時間で完成させることができる曲である
あいら
あいら
あつたろうメンバーは全員社会人なので限られた時間しかありません。その中でいかに最大限のパフォーマンスを発揮するかを重要視していたんです。
ラッコ
ラッコ
なるほど…仕事風に言うと、クライアントの要件を聞くことが大切ってことだね。
あいら
あいら
(やだこのラッコ面倒くさい) そうだね、でもただ”聞く”だけでは不正解だよ

編曲者はバンドの1番の理解者であれ

上のセクションでも述べたように、ただバンドメンバーの希望を聞き入れているだけでは不十分です。

下の図はシステムを開発するときに、各担当者の理解がいかにズレてしまうのかを風刺した画像です。一度は見たことがある方も多いと思います。

ブランコ 顧客が本当に欲しかったものhttps://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/29495.html より引用

 

この絵でも現されている通り、「顧客が説明した要件」と「顧客が本当に必要だったもの」の間でも大きな乖離があるのです。同じ顧客であるにも関わらず、です。

このように、ただバンドの御用伺いをして編曲しているだけでは、本当に満足いく楽譜を仕上げることは出来ません。

編曲者は、バンドの目的を把握し、バンドの現状を分析し、その上で最適なソリューションを提供しなければなりません。

その意味で、編曲者は「バンドの1番の理解者」であるべきだと言い換えることも出来ます。


 

ということでまとめです。

今日のまとめ

ただただ技巧を凝らした楽譜を作るだけではなく、歌ってくれるメンバーの目的を考えながら楽曲を作ろう!

あいら
あいら
「この楽譜はどんな目的を持って作られたんだろう」という視点でいろんなアカペラ編曲を聴いてみると、新しい発見がありますよ♪
あいら
あいら
と言うことでまずは手始めに、我々の作品から聴いてください(圧)

 

ABOUT ME
あいら
あつたろうのベース担当。3歳からピアノを始める。日本クラシック音楽コンクールファイナリスト、第4, 5回ギロックCD制作オーディション本選会入選など実績多数。2010年よりアカペラをはじめ、現在はアカペラ編曲も手掛ける。

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@atsutaro_music

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